管楽器取扱い

【画像で解説】サックス初心者が絶対に覚えておきたい組み方、置き方、運び方

これからサックスを始める皆さんへ。まずは、楽器の基本的な扱い方を覚えていきましょう♪

「どうやって組み立てるの?」「持ち方は?」「置くときはどうするの?」
そんな疑問に答えながら、1つのポイントを1枚の画像で直感的に理解できるようにまとめました。

サックスを組み立てる

まずは楽器ケースを開けて、サックスを組み立てましょう。

組み方_Sax

組み立てると言っても、ネックをはめるだけですね。

ただ、このたかがネックをはめる一手で調子が悪くなることはたくさんあるので、ここでは2つだけ覚えておきましょう。

①オクターブキイを握らない

②本体の穴に対して真っ直ぐに差し込む

ネックの形状は手前に長く飛び出しているのでつい手前のコルク付近を握ってしまいますが、本体の穴から遠ざかるほど真っ直ぐ入れるのが難しくなります。できるだけ接続部分の近くを持つようにしましょう。

サックスを置いてみる

組み立てたあと、一時的に楽器を置く場面もありますよね。サックスは種類が多く、それぞれ置き方があるのでざっと見てみましょう

置き方_Ss
置き方_A/Ts
置き方_Bs

バリトンサックスだけ表向きですね。この時、ベルを出して置かないようにしましょう!たまにクラリネットみたいにベルを出した方が安全だと思ってそう置く方がいますが、テーブルキイを曲げる原因になってしまいます…

また、置く前にはスワブを通して管内の水分を取っておきましょう。濡れたまま放置すると、水分がトーンホール(音の出る穴)にたまって、タンポが痛む原因になります。

裏向きに置く分、水が溜まるリスクは高いのでお気をつけくださいまし!

準備完了!練習場所へ移動しよう!

さあ、あとは練習場所へ行って音を出すだけ!

楽器と一緒に、練習に必要なものを忘れずに持っていきましょう。

譜面台、楽譜ファイル、チューナー、メトロノーム…。全部そのまま持つのは大変なので、「練習バッグ」を用意するのがおすすめです。

運び方_Sax

そして、全てをバッグに入れて、楽器をしっかり持ちましょう!ストラップで吊るしてぶらぶらさせている方が非常に多いのですが、ある日ストラップの部分が壊れて楽器が落下します。

毎年この手の修理が運び込まれてきますので「必ず」手で楽器を支えましょう!

以上、「楽器を出して練習に行くまで」の基本でした!

「ここがうまくいかない…」「先輩にはこう教わったけど…」など、気になることがあれば、いつでもご相談ください♪

ABOUT ME
kuni1984
山口県出身。ヤマハのアカデミーを経て、2008年から大阪で管楽器の修理を生業としています。 専門特化はクラリネット。大御所プレイヤーの調整からクラ歴0日の人への初心者講習まで幅広く対応可能。 もちろんその他管楽器もたくさん経験アリ!木管の定期健診から金管の掃除代行、本番直前の緊急修理まで何でもご相談ください♪